virtualenvwrapper でプロジェクト管理とか
ちょうど 1 年前にリリースされてた機能だけど、恥ずかしながら知らなかった。@t2y 先生が紹介していらっしゃって、後で試してみようと思ってたのですが...。virtualenvwrapper ってインストール時にグローバルな site-packages
に放り込んで、後は。。。って感じ。あんま見直したことなかったのですが、プロジェクト管理以外にも結構色んな機能が追加されてるんですね。mkvirtualenv
, workon
だけじゃない!
ドキュメントを和訳してくださっている @t2y さんに多謝。基本的な機能やコマンド (と思いこんでいた mkvirtualenv
, workon
, etc...) についてはvirtualenv, virtualenvwrapper, pip を使う方法 by @IanMLewis さん, Pythonを取り巻く開発環境 (PyCon JP 2012資料 #pyconjp) by @ymotongpoo さんの記事が参考になります。
>>> mkvirtualenv
v3.3 から新しいオプションが増えてたんですね。これも知りませんでした。
-a <path/to/project>
: プロジェクトに新しい env を関連付ける (後述)-i <library_to_install>
: env 作成と同時に、インストールしたいライブラリを指定するmkvirtualenv -i django -i django-celery-with-redis <env_name>
のように複数指定できる-r <path to requirements file>
: env を作り requirements.txt 等指定したファイルに記載したライブラリを一括でインストールできる。個人的にこれは一番うれしいかもmkvirtualenv -r ./requirements.txt <env_name>
ラクダーーー
>>> mktmpenv
これも v3.3 から。ユニークな名前で env 作成してくれる。
>>> cdvirtualenv
, cdsitepackages
これは前からある。結構使う。私は activate
, deactivate
はよく書き換えるので、後述の cdproject
と一緒に使うと幸せになれる。
>>> lsvirtualenv
, lssitepackages
これも前からある。あんま使ったことない。workon
, pip freeze -l
でなれちゃってる。でも出力結果が細かかったり、lssitepackages
は入力速くなりそう。
>>> add2virtualenv
これも前から。でも使ってる人あんま見たことない。add2virtualenv <path/to/external_libs>
で、指定したディレクトリをカレント env に追加する。Django とか PySide 等でかいプロジェクトをいちいちチェックアウトしたくない場合を想定してあるらしい。これはシンボリックリンク、PIP_DOWNLOAD_CACHE
, pip2pi とか色々解決方法があるけど、プロジェクトごとにライブラリのバージョン違ったりするので、今のとこ env 毎に全部インストールしちゃってる。
>>> toggleglobalsitepackages
v3.3 から。これ知らなかったのは辛い...。グローバル site-packages
に入れてるのは、bpython, tox, py.test, mock, virtualenvwrapper などなど。setup.py で test_requires
に書いてあるやつとか, requirements.txt にも書いてないライブラリーは基本グローバルに放り込んでる。グローバルが汚れるのはもちろん嫌だけど、env もなるべく汚したくない。使いたい時だけグローバル site-packages
をパスに追加する。動作は virtualenv でやってたのと同様に "no-global-site-packages.txt" を作成したり、削除したりしてるだけです。ありがたい。
>>> mkproject
本題。v3.3 から。もともとプラグインで提供されてたらしい。1 プロジェクト 1 env。 mkproject [-t <project_template>] [mkvirtualenv options] <env_name>
環境変数で指定された PROJECT_HOME
にプロジェクトディレクトリを追加、かつ WORKON_HOME
に対応する env を作ってくれる。env 名はプロジェクトディレクトリ名になります。
プロジェクト作成時用の素敵なテンプレート機能も用意されています。テンプレートは github, bitbucket, django, flask 等色々。例えば mkproject -t github <env_name>
ってやると github 上に env 名のプロジェクトを作ってくれます。mkproject -t django <env_name>
ってやると、django-admin create project <env_name>
を実行して、スケルトン作ってくれます。
>>> setvirtualenvproject
setvirtualenvproject <virtualenv_path> <project_path>
で既存の env とプロジェクトディレクトリをひもづけてくれる。
>>> cdproject
アクティブな env に関連付けられたプロジェクトディレクトリに飛んでくれる。コンソール開いて workon <env_name>; cdproject
ってやると env 適用して、対応するプロジェクトディレクトリをカレントディレクトリにしてくれるという。素敵ですね!
たまにはグローバルな site-packages
に入れっぱなしのライブラリーも見直してみるもんですね。
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